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着物は古布回収に出せる?自治体ごとの分別と環境省の新指針

執筆:きもの査定ガイド編集部
この記事の結論

着物は自治体の古布回収に出せる地域もあれば、汚れ次第で可燃ごみになる地域もあります。練馬区の例と環境省の衣類回収指針の動きをもとに、捨てる前に確認したい順番を整理します。

遺品整理で出てきた着物は、きれいな状態なら自治体の古布回収に出せる地域がある一方、汚れやカビがあると可燃ごみ扱いになるのが一般的です。ルールは市区町村ごとに違うため、捨てる前に「売れるか・譲れるか」を確認し、そのうえでお住まいの自治体の案内を調べるのが安全です。環境省も衣類回収の指針づくりを進めており、今後ルールが変わる可能性があります。

自治体の古布回収で着物はどう扱われる?

東京都練馬区の公式サイト(2026年9月21日更新)では、古布回収の対象を「身につけるすべての衣類」とし、着物も含まれると案内しています。出し方の主な条件は次のとおりです。

  • 洗うなどして、きれいな状態で出す
  • 透明または半透明の袋に入れ、口をしっかり縛る(段ボール・紙袋は不可)
  • 汚れのあるものは対象外で、可燃ごみとして出す
  • 綿入りのものや、ふとん・マットレス類は対象外

出典:練馬区「古布回収」(取得時点の内容。変更される場合があります)

これはあくまで一例です。着物を古布として扱わず焼却ごみとする自治体や、イベント回収のみ着物を受け付ける自治体もあります。必ずお住まいの市区町村の分別表・公式サイトで確認してください。

出す前に見直したい4つの選択肢

ごみや古布として出す前に、次の順で検討すると後悔が減ります。

順番選択肢向いているケース
1査定・買取証紙があるもの、状態が良いもの
2親族・知人への形見分け、寄付・リメイク思い出がある、寄付先が見つかる
3供養・お焚き上げ手放しにくい気持ちがある
4自治体の古布回収・可燃ごみ汚れ・カビ・虫食いが強く再利用が難しい

買取や寄付の考え方は、着物の査定費用と売るコツや寄付・リメイクのガイドも参考にしてください。

環境省が進める衣類回収の指針づくり

2026年8月の報道(共同通信配信)によると、環境省は今年度、家庭の不要な衣類の回収を自治体に促すため、導入手順や適切な回収方法、対象衣類の見分け方などをまとめた指針を策定する予定です。背景は次のとおりです。

  • 家庭から廃棄される衣類は2020年度に約51万5千トンと推計され、政府は2030年度に約25%削減する目標を掲げている
  • 担い手不足などで回収する自治体数・回収量が減っており、資源化された布類は2019年度の約19万8千トンから2024年度は約16万9千トンに減少した

出典:熊本日日新聞「不要衣類の回収増へ環境省が指針」

指針が着物の扱いにどう関わるかは、現時点では確認できていません。最終版が公表されたら、自治体の案内とあわせて見直すとよいでしょう。

遺品整理での実践チェックリスト

  1. 着物・帯・小物を「状態の良いもの」と「汚れ・カビのあるもの」に分ける
  2. 状態の良いものは査定や形見分けを先に検討する
  3. 自治体の分別表(ごみ分別アプリ・公式サイト)で「着物」「古布」を検索する
  4. 回収の日時・袋の条件・雨天時の扱いを確認する
  5. 迷う場合は、清掃事務所などの窓口に問い合わせる
  6. 大量にある場合は、遺品整理業者に依頼する前に許可の確認を行う

注意

  • 回収の可否・出し方は自治体ごとに異なり、本記事の練馬区の例は取得時点(2026年10月)のものです。実際に出す前に必ず最新の公式案内を確認してください。
  • 証紙のある着物や作家物は、捨てた後に価値が分かっても取り戻せません。迷う場合は処分前に専門家の査定を受けることをおすすめします。
  • 環境省の指針は策定中のため、内容は変更される可能性があります。

きもの査定ガイド編集部

編集部

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