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秋分の日・お彼岸のお墓参りで、受け継いだ着物を装うときの色・格マナー

執筆:きもの査定ガイド編集部
この記事の結論

2026年の秋分の日(9月23日・水・祝)はお彼岸の中日で、お墓参りに適した日とされます。遺品整理や形見分けで受け継いだ着物を着てお参りする際に押さえたい「地味な色」「殺生を連想させない」といった基本マナーと、色無地・小紋・紬の着分け方を紹介します。

2026年の秋分の日は9月23日(水・祝)で、秋のお彼岸の中日にあたります※1。お彼岸のお墓参りに特別な服装の決まりはありませんが、故人や周囲への配慮として「地味な色」「肌の露出を控える」といった基本マナーがあります※2。この記事では、遺品整理や形見分けで受け継いだ着物をお彼岸のお参りに活かす際の色・格の選び方を紹介します。

秋分の日・お彼岸とはーなぜこの時期にお墓参りをするのか

秋分の日は、太陽が真東から真西に沈み昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として国民の祝日に定められています。秋分を中日とした前後3日間、計7日間が秋のお彼岸で、この期間はお墓参りに最も適した時期とされてきました※1。

  • 2026年の秋のお彼岸:9月20日(日)頃〜9月26日(土)頃
  • 中日:9月23日(水・祝)=秋分の日
  • 由来:太陽が真西に沈むこの日は、西方にあるとされる極楽浄土とのつながりを感じられる特別な日とされる※1

お墓参りの服装マナー:法要とふだんの参りで基準が変わる

お墓参りの服装に厳密な決まりはありませんが、シーンによって求められる格が異なります※2※3。

シーン服装の目安
一周忌・三回忌など法要を伴う場合礼服・喪服が基本。着物なら黒や紺、グレーなど落ち着いた色※3
お彼岸・お盆の日常的なお参り普段着でよいが、地味な色を選び肌の露出は控える※2
人生の節目の報告(成人・結婚など)振袖や訪問着など晴れ着でも差し支えない※2

共通して避けたいのは、原色や派手な柄、そして毛皮・革製品などの殺生を連想させるものです※2。着物を選ぶ際も、この基準を目安にすると迷いにくくなります。

受け継いだ着物、どれを選ぶ?色無地・小紋・紬の着分け

遺品整理や形見分けで受け継いだ着物は、色や紋の有無によって向き・不向きが分かれます。

着物の種類お彼岸のお参りへの向きポイント
色無地(紋なし・地味な色)◎ 日常的なお参りに最適グレー・紺・茶などの落ち着いた色を選ぶ
色無地(一つ紋・三つ紋)◎ 法要を伴う場合にも対応紋があると格が上がり礼装として着られる※4
小紋・紬(落ち着いた柄・色)○ 日常的なお参りに向く派手な柄・原色は避ける
小紋・紬(華やかな柄・色)△ 法要には不向き初詣や食事会など別の機会に活かす
訪問着・附下げ(控えめな色柄)△〜○ 場に応じて華やかすぎる場合は帯や小物で抑える

色無地は紋の数で格が変わり、無紋なら普段着、一つ紋以上を入れると礼装として結婚式などにも通用するとされています※4。受け継いだ着物に紋があるかどうかをまず確認すると、日常のお参り用と法要用の仕分けがしやすくなります。

帯・小物で「地味さ」と「季節感」を両立させる

着物本体を地味な色にまとめる場合でも、帯や小物で季節感を添えることはできます。

  • :柄は控えめな菊・りんどうなど秋草文様を選び、色は落ち着いたベージュ・グレー・深緑系でまとめる。
  • 帯締め・帯揚げ:華やかな差し色は避け、生成りやくすみカラーなど主張しすぎない色を選ぶ。
  • アクセサリー:地味で小さめのもの、または着けない※2。
  • 靴・草履:砂利道の霊園も想定し、歩きやすさを優先する※2。

9月末は単衣(ひとえ)から袷(あわせ)への衣替えの端境期にもあたるため、気温を見ながら仕立てを選ぶことも忘れないようにしましょう。

注意

  • お墓参りの服装マナーは地域・宗派・家庭の慣習によって差があります。判断に迷う場合は親族や菩提寺に確認してください。
  • 受け継いだ着物のシミ・カビ・虫食い・サイズ(裄丈・身丈)は着用前に必ず確認し、必要に応じて専門店でクリーニング・仕立て直しをしてください。
  • 本記事の内容は執筆時点(2026年9月)の情報です。秋分の日の日付は年によって変わるため、最新の暦をご確認ください。

出典

きもの査定ガイド編集部

編集部

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