コーディネート

敬老の日に着る、祖母から孫まで三世代の受け継ぎ着物コーディネート

執筆:きもの査定ガイド編集部
この記事の結論

2026年の敬老の日は9月21日(月)。祖母や母から受け継いだ着物で三世代そろって写真を撮るなら、配色や格の合わせ方にコツがあります。由来と、世代ごとのコーディネートのポイントを紹介します。

2026年の敬老の日は9月21日(月)※1。祖母や母から受け継いだ着物一式があるなら、この日に三世代そろって着物を着て集まる・写真を撮るというのも一つの楽しみ方です。この記事では敬老の日の由来と、世代をまたいで着物を合わせるときのコーディネートのコツを紹介します。

敬老の日とは?2026年は9月21日

敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とする国民の祝日です※2。

  • 1947年、兵庫県野間谷村(現・多可町)で村主催の敬老会が開かれたのが始まりとされる※2。
  • 1966年に国民の祝日として制定。当初は毎年9月15日固定だった※2。
  • 2003年(ハッピーマンデー制度)以降は9月の第3月曜日に変更され、年によって日付が動く※2。
  • 2026年は9月21日(月)にあたる※1。

日付が固定でないため、着物での集まりを計画するなら早めにカレンダーで当年の日付を確認しておくと安心です。

三世代で着る意味—受け継いだ着物を着る機会に

留袖や訪問着、小紋など、遺品整理や形見分けで受け継いだ着物は、七五三や成人式のような決まった着用機会がないと出番を作りにくいものです。敬老の日は、

  • 祖父母の長寿を祝う場であること
  • 家族が集まりやすい休日であること
  • 記念写真を残す動機になりやすいこと

の3点から、受け継いだ着物を実際に着てみる機会として活用しやすい行事です。普段着る機会の少ない礼装・準礼装の着物を「着てみる日」に位置づけると、状態確認(シミ・カビ・サイズ)も兼ねられます。

世代別コーディネートのコツ

複数世代で着物を合わせるときは、以下の考え方が参考になります※3※4。

  • 配色を揃えてまとまりを出す:孫世代の着物の色(例:ピンク・黄)に、祖母・母世代の着物や小物の色を寄せると、並んだときに統一感が出る。
  • 年長世代ほど色柄を控えめに:若い世代の着物より色を薄く、柄数を少なくすると、写真全体のバランスが取りやすい。
  • コントラストを抑える:孫世代の着物に濃色(紺・黒など)が多い場合、祖母・母世代は淡色でまとめるとメリハリが出すぎない。
  • 小物で統一感を補う:着物自体の色味が揃わなくても、帯や帯締め・帯揚げの色を寄せるだけでまとまりが出る。
  • 年配の方はニュアンスカラーが肌になじみやすい:淡いグレーやベージュ系は、年齢による肌の黄み変化をカバーしやすいとされる※4。

三世代コーディネート実例

世代着物の目安色・柄のポイント
祖母世代色無地・付け下げ・小紋(控えめな柄)淡いグレー・ベージュ系などニュアンスカラーで肌なじみを優先
母世代訪問着・付け下げ・小紋祖母より一段明るい同系色。孫の着物の色を帯や小物に取り入れる
孫世代(子・若年層)小紋・振袖・七五三着物など一番華やかな色柄でよい。ここを基準に他の世代の色を合わせる

礼装(留袖など)を着る場合は、格を揃えることも忘れずに。祖母が黒留袖・母が訪問着というように格が離れすぎると、並んだときにちぐはぐな印象になりやすいため、事前にどの着物を誰が着るか相談しておくとスムーズです。

注意

  • コーディネートの配色・格の合わせ方は一般的な目安であり、地域や流派、家庭の慣習によって考え方が異なる場合があります。判断に迷う場合は呉服店や着付け教室に相談してください。
  • 敬老の日の日付は2003年以降「9月の第3月曜日」のため、年によって変わります。2026年は9月21日ですが、翌年以降は別の日付になる点にご注意ください。
  • 受け継いだ着物を着用する前に、シミ・カビ・虫食い・サイズ(裄丈・身丈)を必ず確認してください。
  • 本記事の内容は執筆時点(2026年9月)の情報です。

出典

きもの査定ガイド編集部

編集部

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